旬なお野菜 : ステラミニトマト
[ ステラミニトマトの豆知識 ]
固定種であるステラミニトマトは、ミニトマトの中でも珍しい品種です。
ステラミニトマトは、
まだ殆どのミニトマトがF1種 ( 雑種1代目の交配種 )であった時代に、
固定種化することに成功したとても貴重なトマトなのです。
[ ステラミニトマトの貴重性 ]
お聴き馴染みのある方も多いかもしれませんが、
ミニトマトに限らず、お野菜には
・ 固定種 ( 単一種 )
・ F1種 ( 雑種1代目の交配種 )
があります。
固定種 ( 単一種 ) は、
育てた実から採った種を播くと、親と同じ性質のお野菜が育ちます。
種本来の遺伝子が安定しているので、
育てる気候風土によって「味」も変化し、その「 土地のお野菜 」と成ります。
F1種 ( 雑種1代目の交配種 ) は、
種を採って播いたとしても、親と同じ性質には育ち難いです。
これは、交配種の1代目で雑種強勢として成功したものは、
2代目以降にその優位性を失う、という 「 メンデルの法則 」に当てはまります。
昨今では、品種改良を重ねたものは F1種 ( 雑種1代目の交配種 ) であることが多く、
例により、ミニトマトもF1種 ( 雑種1代目の交配種 ) の方が多い植物です。
しかし、品種改良を重ねたF1種 ( 雑種1代目の交配種 ) でも、
親と同じ性質を持つように更に改良を続けていき、
遺伝子を安定させたものは、「 固定種 ( 単一種 ) 」として認められます。
これは、とても稀なことであり、
ステラミニトマトがとても貴重なフルーツトマトであるという由縁です。
[ ステラミニトマトの特徴 ]
● 1玉15gほどで、真ん丸な形と丁度良いサイズをしています。
● 表面は真っ赤に色づき、お弁当やサラダの彩りにもぴったりです。
● 果肉が厚く旨みも濃いので小ぶりでも食べ応えがあります。
● 糖度が8度以上と高く、やや酸味もあるので後引くおいしさです。※1
● 熟しても裂果が少ないので、樹上完熟させて収穫することができます。※2
※1 育て方によっては、さらに糖度を上げて10度以上にすることも可能です。
こうなるとお野菜というよりは、やはりフルーツと言った方がしっくりきます。
※2 固定種なので、収穫した実から種を採って保存しておけば、
翌年には、また種から育てることも可能ですので自家採種もOKです。
[ おすすめ調理 ]
ステラミニトマトのマリネ
作り方 ( 調理時間: 50分くらい )
そのままでも十分に美味しい水玉農園のステラミニトマトですが、甘酸っぱくマリネすると、旬なデザートに仕上がります。
材料 ( 2人前 )
お湯 ( 湯剥き用 )
冷水 ( 湯剥き用 )
マリネ液
酢 ( 大さじ1 )
砂糖 ( 大さじ1 )
サラダ油 ( 大さじ1 )
塩 ( 小さじ1/4 )
黒胡椒 ( ふたつまみ )
-
ステラミニトマトのヘタを取り除いて皮に十字の切れ目を入れます。
( 皮を湯剥きし易くするためなので実が切れても大丈夫 ) - 鍋にお湯を入れて沸騰させ、1. を3秒程度くぐらせて、冷水に取り、皮を剥きます。
-
ボウルに 「 大さじ1のレモン果汁 」 を絞り入れます。
( レモン半個分をしっかり絞る ) -
ボウルに 「 マリネ液と調味料 」 を入れて混ぜ合わせます。
( 調味料: 酢 , 砂糖 , サラダ油 , 塩 , 黒胡椒 ) -
2. を浸して落としラップをし、冷蔵庫で30分冷やします。
( 浸し時間は、お好みで調整してOK ) -
器に盛り付けて出来上がりです。とっても簡単♪
( 是非、お好みの盛り付けで、ハーブなどを添えてください )
[ お野菜の宅配・通販可能 ]
水玉農園は、国立指定公園もある自然豊かな北九州市平尾台で、有機農法・無農薬・固定種にこだわりお野菜を育て販売しています。
「 本当に身体に良い食物を未来の子供たちに残したい 」その祈りを込め育んだ当園のお野菜を是非ともご賞味ください。